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「十二番目の天使」 原作/オグ・マンディーノ 漫画/ていか 小鳩

2009/09/16 21:58
久々の書評は漫画の一冊を。自分チョイスではありませんが宣伝のつもりもまたありませんので公平に。

十二番目の天使という題名で原作はアメリカの作家さんのようです。
漫画家はていか 小鳩という3人組の方々でそれほど活動歴は長くないようです。
原作小説の漫画家なので絵とストーリーに分けて書きます。

ストーリー

アメリカのあるリトルリーグチーム(少年野球)、そこに新しい監督が就任します。
彼にはある悲しい過去があり、自殺すら考えていたのですが、そこで12人の「天使たち」に出会いました…。

題材は私の好きな野球であり、そこではあきらめない強さが語られます。
never give up, never,never,never!
(決してあきらめるな、決して、決して、決して!  byチャーチル)
がこの作品の一つのテーマのようですが、それよりも別の台詞が印象的でした。

Day by day, in every way, I’m getting better and better.
(毎日、毎日、あらゆる面で、どんどん良くなっている by エミール・クーエ)

運動が苦手な12番目の選手であるティモシーが自分の支えとしている言葉ですが、この暗示は非常に大切なことだと思います。

野球に限らずチームスポーツというものはまず試合に出るためにチーム内の競争に打ち勝たなくてはなりません。
レギュラーたちの高い壁を思うとき、彼らを目標として練習するのは大変な困難と強い意志を必要とします。
また、控えの状態が長くなるといつしかその壁が低くなること(=彼らがミスをしたり、怪我をすること)を望むようになってしまいがちです。
しかしそれでは自身の向上は望めず、肝心な時に結果を残すことができません。
そういう時は、自分と競争するしかないのです。昨日よりも少しでも今日の自分が良くあるため、日々を努力するのです。そうして初めて高い壁を越えることができます。

これは何もスポーツに限ったことではありません。日常においては忘れがちですが、少しでも心がけることができたらとこの作品を読んで思い返しました。

ストーリー全体をみると決して意外性に満ちたものではありませんが、セリフや設定に光るものはあると思います。
漫画化のためにいくつかエピソードが削られたようで、そこが少し残念です。
改めて原作が読みたいと思いました。



非常に淡く、可愛らしい感じに描かれていて、非常に好感のもてる絵柄です。
表紙を見て心惹かれる方もおられるのではないでしょうか?
ティモシーも女の子(!)みたいにかわいいし(笑)

ただ残念なのが作者があまり野球に馴染みがないせいか若干バッティングフォームなどがおかしいです(汗)
もうちょっと頑張ってくれ〜…って思いました


まあいろいろ書きましたが総じて良い作品だったと思います。
原作が気にかかっていますので、もし原作を既に読んでいる方がいたら是非感想をお聞かせ下さいm(__)m


画像


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「告白」 湊かなえ

2009/08/26 11:31
今更かよ!
…と突っ込みが来そうですが、最近読んだので仕方ないです

知人に勧められて読んだのですが、これは本物です

一章を読んだだけでも度肝を抜かれますが、これがページをめくる度に謎は深さを増し、交錯し、そして驚きと嘆息の決着をみます。

後書きにも描かれていますが、それぞれの章ではただ一人の人物の視点で描かれています。それが章を変わるごとに視点となる人物が変わっていくのですが、すべて主観であるのにそれを集めると全貌が分かる、分からせるという構成になっています。かつこれが同時並行でなく、経時的に描かれているのでこの構成力には本当に驚嘆させられます。
またそれぞれの人物の心の葛藤が繊細に、鮮烈に描かれていて、読者自身も一歩間違えれば(いや、間違えなくとも)容易にこの心理状態に陥ってしまうのではないかと思わせる怖さがあります。

また、社会問題のテーマもいくつか見出すことができます。
読んでさわやかな気持ちになることはありませんが、読みやすく、また色々なことを考えさせられます。
お勧めの一冊です。

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「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介

2009/08/21 10:55
「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介」について

今日は最近読んだ小説の紹介を。

題名から想像する雰囲気とはかけ離れたこの作品、ただ唖然とするばかりです。
登場人物の心理・精神状態がまずエグイ。ちょうどこの分野の勉強をしているところだったので余計に真に迫るものがありました。
基本的に私が小説、特にミステリと言われる分野を読むときには推理や熟考をほとんどしません。
理由は多くの人がそうであるように騙されるために読んでいるのか、あるいは単に頭が回らないかのどちらかです(笑)
なのでこの手のトリックが使われる類のものにはいつも騙されます。
確かに伏線も散々あるし、読み返してみればありのままに(つまりファンタジーではなく現実の物語として)読めるなど、決して読者を見放して不条理に突っ走っているわけではありませんし、寧ろ最後にいろいろ種明かしをしてくれる親切な小説でもありました。
ちらっと人様のblogでの感想を見るとやはり賛否両論ですね…。
まあ私はこんなのも全然ありだと思うので賛側ですね。年齢制限ものですが(汗

ちょっと(かなり?)暗いし、あまり爽やかな内容ではないので夏休みに相応しいかはビミョーですが、夏のアクセントにいかかでしょう?



夏といえば甲子園ですが(やや強引)、とうとうベスト8まで来てしまいました。
今日は花巻東がこれから試合開始ですが、菊池君はどうでしょう?
昨日(東北高校戦)の最後のバッターに投げた外角150kmストレートが常時投げられれば、プロでも杉内クラスの活躍ができるかもしれませんね

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